白の胡蝶蘭と菊が寄り添う家族葬の花祭壇|那智勝浦・新宮

大切な方を見送るその場に、どのような花を添えればよいのか。色合いや花の種類に決まりはあるのか、静かに迷われる方は少なくありません。ここでは、先日お手伝いさせていただいた花祭壇の様子をご紹介しながら、家族葬における祭壇花の考え方を、控えめな筆致でお伝えいたします。

花祭壇の基本

花祭壇とは、その名のとおり生花を主体に設える祭壇のことです。白木祭壇に比べてやわらかな印象を与え、故人さまの人柄やご家族の想いを、花の色や形を通じて静かに表すことができます。近年は家族葬の広がりとともに、規模を抑えつつも心のこもった設えを望まれる方が増えています。

白を基調とする意味

古来より白は、清らかさや慎みを表す色として弔いの場に用いられてきました。今回の祭壇でも、白の胡蝶蘭と菊を基調に組み上げています。胡蝶蘭の凛とした姿は清浄を、菊の丸みのある花弁はあたたかさを伝え、見送る場に静けさをもたらします。

差し色に込める想い

白一色だけではなく、淡い桃色のカーネーションや薄紫のトルコキキョウを重ねることで、祭壇全体にやわらかな表情が生まれます。中央には白と桃の花々が弧を描くように配され、両脇の供花がその情景を包み込むように添えられました。黄色の小花がほのかに加わることで、どこか懐かしい温もりも感じられる仕上がりとなっています。

祭壇花の選び方

家族葬の花祭壇をご相談いただく際、私たちはまずご家族のお話に耳を傾けます。故人さまが好まれていた色、季節の風景、ご家族が思い浮かべる情景。そうした断片を少しずつ伺いながら、花の構成を一緒に整えてまいります。

色合いの考え方

  • 白基調:清らかさ・静けさを重んじる、もっとも一般的な設え
  • 白+淡色:桃色や薄紫を添え、やわらかな印象を加える
  • 季節の花を添える:故人さまが愛した花を中心に据える

花材の選び方

胡蝶蘭、菊、カーネーション、トルコキキョウ、ユリなどは、花祭壇に多く用いられる花材です。それぞれに花持ちや表情の違いがあり、組み合わせ方によって祭壇全体の雰囲気が変わります。私たちは式場の広さや照明の具合も考えながら、その場にふさわしい花の調べを整えております。

事例紹介:白と桃の弧を描く祭壇

今回お手伝いさせていただいた祭壇は、青を基調とした式場の壁を背景に、白の胡蝶蘭が左右に静かに立ち上がり、中央には白菊と桃色カーネーションが穏やかな弧を描いて広がる構成といたしました。

胡蝶蘭の凛とした佇まいが清らかさを伝え、菊の丸みが温もりを添える。薄紫のトルコキキョウが中央に置かれることで奥行きが生まれ、黄色の小花が懐かしさを忍ばせます。穏やかな光のなかで、花々が静かに寄り添う、そのような情景を目指しました。

よくあるご質問

Q1.家族葬でも花祭壇はお願いできますか

はい、ご家族さまだけのお見送りでも花祭壇はお作りいただけます。むしろ少人数のお別れだからこそ、花の色合いや配置にご家族の想いを込めやすいとも感じております。規模やご予算に合わせてご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q2.故人が好きだった花を加えることはできますか

もちろん可能です。季節や入荷状況によりお応えできる範囲は変わりますが、できる限りご希望に沿うよう調整いたします。お話を伺いながら、無理のない形でお花を組み込んでまいります。

Q3.供花を贈りたいのですが、どう手配すればよいでしょうか

式場名と喪家さまのお名前をお伝えいただければ、こちらでお手配いたします。ご芳名の表記やお届けのタイミングなども含め、丁寧にご案内いたしますのでご安心ください。

式場のご指定について

当店のお花をご希望の方は、次の式場で「東花園」をご指定ください。

  • 新宮市:あすか斎苑/家族葬あすか 菩提樹/家族葬あすか 沙羅双樹
  • 那智勝浦町:家族葬あすか 東花園/家族葬あすか 勝浦湯川式場
  • 熊野市:家族葬あすか ラシュレ/メモリアルホール熊野
  • 太地町:家族葬あすか 太地やすらぎの郷
  • 串本町:家族葬あすか クレリア

最期の時間が、花の香りとともに心に残るものであるように。一つひとつの想いを形にする祭壇づくりを、これからも静かに重ねてまいります。

ご相談は LINE または 電話 0735-52-5539 までお気軽にどうぞ。