東花園だより 第15号〜那智勝浦町の家族葬情報誌

今月の葬祭まめちしきは「ふくさってなあに?」

ふくさは、ご祝儀袋や香典袋など金品を包む四角形状の布のことです。貴重品の箱の上に掛けられた風呂敷が由来とされています。のし袋が折れたり汚れたりするのを防ぐ目的や相手に対する心遣いとして使われてきました。

ふくさの素材は主に絹、レーヨン、ポリエステルが使用されています。弔事用のふくさの色は、紺、グレー、紫など寒色系の落着いた色を使います。濃い紫色は慶弔どちらにも使用することができるため1枚あると重宝します。

ふくさの種類はシンプルな風呂敷タイプ、風呂敷に留め具がついた爪付きふくさ、盆にのせて風呂敷で包む台付きふくさなどがあります。近年では、のし袋を差し込むポケットタイプの金封ふくさも登場。取り扱いの便利さから金封ふくさを利用する人が増えていますが、一般的にはふろしきタイプのふくさがせいしきとされております。